COMPUTER LANGUAGES 1957 — 2026
プログラミング言語は、ある日ゼロから生まれたりしない。かならず誰かの子どもで、 「あの言語のここが嫌だった」「あの発明だけは借りたい」の積み重ねで今の形になっている。 FORTRAN から Cangjie まで、主要67言語の親子関係を1枚にした家系図です。 言語をクリックすると、その祖先と子孫だけが浮かび上がり、その言語がいま何を動かしているかも読めます。
縦は時間(上が古い)、線は「影響を与えた → 受けた」の向き。帯の濃淡は10年ごとの区切りです。
図の末端が細くなっているのは手抜きではなく、歴史の実態です。2010年代半ば以降、 ゼロから作られて主流になった言語はほとんどありません。動きは「新しい言語をつくる」から 「すでにある巨大な資産を、どう活かすか」へ移りました。
この10年に生まれた言語を並べると、共通点がひとつあります。Hackは PHP に、ReScriptは JavaScript に、 Carbonは C++ に、Mojoは Python に、Gleamは Erlang に、Cangjieは ArkTS に —— どれも 「既存の巨大な資産の隣に置いて、少しずつ移れる」ことを設計の最優先にしている。 置き換えではなく、共存。KotlinがJavaに対してやったことが、いまの言語設計の基本形になりました。